ここでは、我が家でのご飯に関してまとめています
お約束のお断りですが、各家庭での環境や鳥さんの年齢、個体差などにより、状況は変わると思います。ここで書かれていることが全てではないと思っていますので、お気づきの点、改善したほうがよいところなど、お気軽にご連絡いただければ幸いです
ペレット類
完全栄養食といわれる鳥用ペレットも、ここ数年かなり入手しやすくなりました
イヌやネコの寿命が、統計上でも飛躍的に伸びたのはペレット食の普及に由るであろうことは想像に難くありません。含有栄養素の数字だけを見れば、確かに魅力的な食餌に思えます。ただ、鳥用ペレットには20〜30年の歴史しかありません。言い換えれば、完全ペレット食で天寿を全うした鳥さんのデータが小型〜中型インコでも非常に少ない、大型インコでは皆無ということでもあります
。また、鳥種ごとに要求される必要栄養素も判明していませんので、どのトリさんにもパーフェクトとは言い切れないと思います
各社から販売されているペレットも、粒の大きさが違うだけで成分は同じというものがほとんどです。鳥の種類や年齢によって必要とされる栄養素も違うはずですので、これで完全食というのは納得がいかなかったりします。イヌネコ用のペレットフードは、体型や年齢によって細かく分かれてたりするんですけどね…
なので、いくら完全食と言われていてもペレット食のみに切り替える気はありません
ペレットを開発している某社で飼育されているオカメインコの写真を見たことがありますが、四畳半〜六畳くらいのスペースに1ペア(2羽)ずつ飼われていました。日本でいえば、一部屋を鳥専用部屋にして一日中自由に遊ばせているような状況を元にペレットは開発されていると思ってよいでしょう。一日のほとんどをケージの中ですごす我が家の鳥たちとは、必要とされるカロリーがかなり違うと思います。実際、米国のサイトでは「ケージ飼いの鳥にはメンテナンスタイプではなくローファットタイプのペレットを」と書かれているところもあります
また、国内の某輸入代理店に高カロリータイプのペレットについて問い合わせをしたことがありますが、「米国で広い屋外禽舎で繁殖を行っている場合を対象に開発されたものですので、室内でケージ飼いしている手乗りの子には必要ありません」とのことでした。商売っ気がないといえばそれまでですが、正直な回答には好感
を持ちました
というわけで、我が家ではあくまでシードがメインで、ペレットは副食扱いとなっています。ただ、場合によっては病気などでペレットを処方食として与えなければならないことも考えて、ペレットも食べる(食べ物として認識できる)ようにしています(病院で処方されるローカロリーのものや肝疾患用処方食はペレットなので)
ただ、飼い主がシード食をメインにと考えていても、なぜかペレット食をメインにしてしまう子たちもいて、そういった子たちには無理にシードを与えるようなことはしていません
なお、国内でも中部地方でペレットを自社製造しているところがあるのですが、原材料はおろか栄養成分率も企業秘密ということで教えてもらえませんでした。お試しサンプルを貰ったのですが、我が家の子たちは誰もクチバシをつけませんでした。余った餌をたまに庭にまくのですがスズメさんたちにも食べてもらえませんでした(苦笑)
●オカメーズ
ZuPreem Avian Maintenance™ Natural Diets Cockatiel 10g
Roudybush™ Maintenance small 10g
or
ZuPreem Avian Maintenance™ Natural Diets Cockatiel 40g
苦労しました。我が家に来るまで5年以上シードしか口にしたことがなかったのですから当然かもしれませんが、ほとんどのメーカ、サイズを試したといっても過言ではありません。最終的にたどり着いたのが、ズプリーム社のメンテナンス・オカメインコサイズのものです。これは入れた直後からポリポリ食べ初めて、今までの苦労はナンだったの?
状態でした
その後、ラウディブッシュ社のメンテナンス・ミニも食べるようになりました
日々の量はズプリーム10g&ラウディ10gで、ズプリームはほぼ完食、ラウディもちょっとつまんでいるようです。ハイジ(♀)がラウディを多く食べるようになると、発情しかけている
シグナルなので発情制限をかけるタイミングを早くつかむことができます
換羽期や産卵後にはラウディをメンテナンスからブリーダータイプ(低脂肪高たんぱく)に変更しています
おーちゃんとすばるはズプリームオンリーです
●コザクラ雑技団
ZuPreem Avian Maintenance™ Natural Diets Cockatiel 5g
Roudybush™ Maintenance small 5g
TotallyOrganics™ TOP Organic Bird Pellets 5g
意外とよく食べてくれます。マロン・メロンはラウディをほぼ完食、レモン・サイは両方とも完食します。レイはラウディをちょっと齧るだけですが…
シード類
我が家での主食になります。もちろんすべて生きた殻付餌です
基本はヒエ・アワ・キビを7:2:1の比率に混ぜた三種混合です。いつも八木バードショップさんに磨き餌を送ってもらっています。新たにcap!さんの無農薬小鳥ミックスも試しているのですが、こちらはヒエ・アワ・キビが5:2:1なのでアワが多めに残る感じです。バーズレストランさんの殻付きひえを足して7:2:1にしています
ただ、無農薬小鳥ミックスのアワはウルチキビではなくモチキビです。
古い飼育書を見ると、必ずと言ってよいほどモチキビやモチアワではなくウルチを与えることと書かれているので、何か違いがあるのかと調べているところです
殻付燕麦と蕎麦は八木バードショップさんのものを購入しています。蕎麦の実はcap!さんの高級ソバが粒が大きくて実入りがいいです(2010年時点では販売されなくなっています)。店舗があった頃は買いに行けたのですが、移転で遠くなってしまって残念です(通販を頼むときには何故かタイミングが合わなくって…)。カナリーシードはアラタさんの窒素封入タイプを使っています
○○インコ用などとしてペットショップやホームセンターで売られている餌は、必ずカナリーシードが入っていますし、配合比も明示されていません。また、大量生産でパックされているものは、餌としてのランクが低いものが使われているそうですので買ったことはありません
●オカメーズ
三種混合シード22g + カナリーシード1g + 燕麦2g / 一日
これで大体5〜8g残ります
●コザクラ雑技団
三種混合シード17g + カナリーシード1g + 燕麦1g + 蕎麦1g / 一日・ペア
これで大体5〜8g残ります
三種混合シード13.5g + カナリーシード0.5g + 燕麦0.5g + 蕎麦0.5g / 一日・一羽
これで大体3〜5g残ります。レイの場合、ほとんどペレットを食べていないのでシード類の減りが大目です
鉱物飼料など
常時ケージの中に入れているものは、カトルボーンのみです
カトルボーンは気づいたときにまとめ買いしています。特にブランドには気を遣っていません。ホームセンターで80円のものが多いかな?
九州のカメさん飼いのかたが
ボレイ粉は最近の欧米での論文を見ると「オウム目のトリさんには不要」と書かれているものが増えてきています。以前は常にあげていたのですが、最近はキクスイさんの洗浄焼ボレー
を、月に一度くらい小さなプリン用スプーンですり切り一杯(0.5gくらい)あげるように変更しました
グリットは米国みやげにいただいたもので、メーカ等はわかりません。粒状のグリッドに炭とボレイ粉が少し混ざっています。オカメーズもコザクラ雑技団も大好きです
おやつなど
公開まで少々お待ちください |