温度管理のしやすさと、鳴き声モレの低減
、脂粉対策のため、オカメーズもコザクラ雑技団も屋内用ガラス温室の中にケージをセットしています
温度管理は冬場の保温だけでなく、夏場のエアコンや冬場のストーブなど、人間がいる時間といない時間の急激な温度差を吸収させる役にも立っています
鳴き声に関しては、温室を完全に閉めきることはないので気持ち程度ですが、当家比15%減といったところでしょうか。温室のガラス扉を閉めきれば当家比25%減くらいまでいくかもしれませんが、換気の問題や保温器具の不調などのことを考えて、必ず少し開けた状態にしています(基本は部屋ごと空調で
、温室内の保温器具は予備的に使っています)
保温だけを考えるのであれば、スチールフレームにビニールをかけた温室も役に立つと思いますが、コザクラインコの場合、目を離すとビニールをかじってボロボロにしてくれちゃいますし、
ビニールの誤飲も怖いので選考対象から外しました
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温室A(右)と温室B(左)
遊んでいるのはマロンとメロン遮光カーテンを引けばおやすみモードです |
温室C
上にベニヤ板を載せ、そこに曲がるカーテンレールをつけて遮光カーテンを下げています |
温室A |
ピカコーポレイション |
FBT-175 |
設置寸法 幅890×奥行490×高さ1750 |
定価 不明 |
底引き出しなし・HOEI 35角が横に2台×2段入ります |
最初に導入したガラス温室。現在のFHP-1708相当。旧タイプと思われる
残念なことに底が引き出しになっていないため掃除がしづらい
オークションで9,800円 |
温室B |
ピカコーポレイション |
FHP-1708BL |
設置寸法 幅880×奥行480×高さ1770 |
定価 52,290円 |
底引き出しあり・HOEI 35角が横に2台×2段入ります |
引っ越しの途中で見つけて展示処分品を購入。1508(高さが150のタイプ)と値札をつけ間違えたのかという価格、12,800円でした。1508だとシーズン終わり頃には一万円割って売られていますが…。本当に間違えてたのかな〜? |
温室C |
ピカコーポレイション |
FHP-1711BL |
設置寸法 幅1140×奥行640×高さ1770 |
定価 78,540円 |
底引き出しあり・HOEI 465オウムが横に2台×2段が楽に入ります |
神戸のお友達のところで組み立てずに邪魔になっていると聞いて、大阪まで仕事に行ったついでに足を延ばして30,000円で譲ってもらう
A.Y.さん、ありがと〜! |
温室D |
昭和アルミニウム(会社合併により消滅) |
NXY-064 |
設置寸法 幅600×奥行480×高さ475 (実測) |
定価不明 |
カナ@ソデジロインコのクラミドフィラ隔離のために購入した小さめのガラス温室。底ははめ込み式、底網以外の棚板はなし
オークションで8,000円 |
温室ABも温室Cも遮光カーテンで温室ごと光を遮断するようにしています。温室Cは天井にカーテンレールをつけることも考えたのですが、結局写真のような形に落ち着きました
2007年春に感染症隔離の必要が生じたため、急遽小さめのガラス温室をオークションで落札しました。写真や使用レポート等は追って追加します
当然といえば当然ですが、部屋の床に餌が飛び散ることは激減しました。その分、温室内にたまっているわけですので、毎日の掃除は欠かせません。
コザクラインコ2ペアの入っている温室は一日さぼると(要するに二日で)こんな具合です。これが部屋中に舞っていると考えると…
意外な伏兵がガラス戸が走る溝にたまる餌の殻です。ここに放鳥時のフンちや水浴びで飛んだ水がかかると、とたんにガラス戸のスベリが悪くなります。ここも毎日忘れずに掃除しないとなりません
このほか、水浴びの水でガラスの内側もかなり汚れますので、気づいたときにウェットティッシュで拭くようにしています
オカメインコのいる温室は脂粉がたまりやすいので、月に一度は全部中のものを出して掃除機かけと拭き掃除をしています。温室導入までは気にならなかったのですが、実はコザクラインコもかなり脂粉が出ています。温室の中に下げてある蛍光灯に指で字が書けるほど積もっていましたので驚きました
管理人の住んでいるところは、冬の夜は屋外で氷点下、暖房をしていない部屋の中で摂氏5度くらいまで気温が下がります。この状態で。温室AとBは100Wのペットヒータひとつで温室内摂氏20度を保てます。温室Cは空気容積が2倍近くあるので、100Wひとつでは難しいと思います。こちらには薄型のオイルヒータ(脱衣所やトイレに置くようなタイプ)を入れてあります
常時人間がいない管理人宅では、人間がいるときといないときで室温が10度以上違ってきます。本来の自然界ではありえない短時間での急激な温度差は鳥さんによいはずがありません。そんなわけで、温室がなかったときからの習慣でエアコンで室温を20度に保つようにしています(って、一年中気温が摂氏20度で変わらないのも、もっと自然界ではありえないんですがね…)。何事もなければ温室内の保温は必要ないのですが、停電の後でエアコンが止まってしまったときや故障などの際の予備として温室内にも保温対策をしています
※2005年12月の大雪のように長時間の停電が続くような事態ではお手上げです…
冬季の停電時用に対流式石油ストーブも必需品です
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温室Bの保温
マルカンの100Wペットヒータを下段に設置、GEXの電子サーモでコントロールしています
お皿とスポンジは湿度が下がりすぎないための簡易加湿器です |
温室Cの保温
家庭用の薄型オイルヒータを使っています。ヒータ本体にもサーモが内蔵されていますが、温度が上がりすぎてしまうので、バイメタル式のサーモでコントロールしています(電子式のサーモでは電球のように常時電気が流れる機器でないとコントロールできないのです) |
私の場合、最初の温室がピカさんの製品だったことと、部品の問い合わせなどに関しても親切に対応していただいたことで、ピカさんの温室で揃えています
ピカさんの製品には、ペットケージとしてMRE-1508SS(定価60,000円!)というタイプがありますが、こちらは横サイドがガラスではなくパンチングメタルという穴開き金属板ですので、私のような保温や鳴き声対策には不向きです。
通気を考えた爬虫類や昆虫飼育用だと思ってよいでしょう
。ただ、プラスチックの足が小さめ(植物用は水受けつきなので大きい)なので、足だけ替えようかと思っています
ガラス温室としては、かつて昭和アルミニウム株式会社さんのネオラック・シリーズもかなり流通していたのですが、会社合併(2001年)があったり営業品目の譲渡があったりで、2005年末時点でWEB上の情報が見つかりませんでした。
販売を担当していた昭和アルミ・ビューテックさんも解散していしまい、WEBショップも
閉鎖されています。うかつなことはいえませんが、もし製造販売が終了していた場合、ガラスが割れた等の場合に今後のパーツ入手が難しくなるかもしれません
他にも爬虫類水槽で有名なメーカさんなどからも発売されているのですが、細かいことは判りません。爬虫類の生体展示で使用していたショップさんも「これ?
滅茶苦茶高いから商品用には仕入れてないよ」とのことでしたので、あえてメーカ名は伏せておきます
これからガラス温室の導入をお考えのかたには、流通が多い、イコール価格が下がりやすい、部品の入手も楽になるピカさんの温室がよいのではないかと思います
また、観葉植物と違って毎日のように羽根や餌がちらかりますので、底が引き出し式になっているタイプがよいと思います。ホームセンターなどで、よく目にするFHB-1508の底ははめ込み式なので、下の段のものを全部出さないと掃除ができません。1508は高さが150mmなのとフレームが銀色なので、すぐに判ります(ただブロンズ
色の1508もあるようなので、高さをチェックするのが確実だと思います)
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